第82の怪 赤い家 其の七 メモ

扉絵、柚木一家

〝ある家族の肖像〟

父と母の間に手を繋いだ普と司が立っている
司は陰になっている

背景に描かれている椿は、色がつけられていたら片方赤で片方白だったのかな…(花子くんは赤い椿、つかさは白い椿が描かれることが多い)

お父さんは普の肩に手をかけている。
普だけ大事にしているようにも見える

多分なんですけど、双子の誕生日の記念に撮った写真なんじゃないかな…?

お母さんの羽織が銀杏紋なので、多分秋。
78の怪の双子のお誕生日でもイチョウが散っているので(この日もお母さんは別のイチョウ紋の羽織りを着てる)、なんとなくつかさが消えた『あの日』を彷彿とさせるなと思います。
あの日もお父さんが家で写真を撮ってたので、違うかもしれないですが…(わざわざ友達からカメラを借りてきていた…)

イチョウは寿命が長いので、鎮魂とか長寿の花言葉があります。
燃えにくい木だからお社を守る意味で神社によく植えられてる。

光が話している

自分たちが知る『柚木司』は花子くんと同じ見た目
本物はずっとここにいたというのに
あの司はニセモノではないか?

弟じゃなかったから殺した可能性だってある
もしこの子を家族の元に返してやることが出来たら
花子くんは弟を殺したりしないんじゃないのか
そうしたら未来が変わる

どうやったらこの子を返せるか考える2人

この『赤い家』は何なのか?
年代も空間もごちゃごちゃ
境界のようだけど境界ではない

というわけで

『チビを連れ出して輝兄に聞いてみよう』

困った時の輝兄!

光が司に手を差し出す
『この家出るぞ  オレ達と一緒に』
兄ちゃんと一緒に生きてけよ

あまねおれのことキライだもん
という司に

『双子だからって兄ちゃんの事何でも知ってる訳じゃねーだろ』
そりゃ喧嘩した時は嫌いだとか言うけど
一緒にいりゃあこれから先いくらだって仲良くやれるんじゃねーの?

光の言葉に考える司

向日葵の中を駆ける司と普、学校帰りに漫画本を読む2人、かもめ学園入学式の2人

ぜんぶは知らないかもね
もどろっかな 普に会いたくなっちゃった

急に家が揺れ、寧々がいた場所に柱が突き出て来る
3人の両側から壁が迫り、光が守る

寧々が走る時はやっぱりなんか足が力強く描かれている気が…

次々と3人を押し潰す勢いで柱(壁?)が迫って来る

司は光に抱えられながら、『星まつり』に行きたいと言う
普と会ったお祭り(夏灯り)を思い出す寧々

(寧々)そうだよね  こんな不気味な場所に  ずっと一人でいたんだもんね  きっと寂しかったよね

3人はある部屋に入る
入り口にアルコールランプが置いてある
本棚が倒れ、寧々が下敷きになってしまう
そこに柱が迫ったところに、
司が倒れたランプの燃料に火をつける
炎が燃え上がると、柱が戻っていく

『さっき見たんだ  (柱が)火  避けてるの』

寧々が振り返ると、入ってきた玄関がある
司は光と手を繋ぎながら、2人に手紙を書くと言う

『おれに会いに来てくれたの  うれしかったよ』

光と寧々は外に出る
振り返ると司はいない  家が焼け跡のように崩れている

玄関の手前、司が燃え上がる火の中言う

『ばいばい こーくん』

(扉の向こうに焼け跡の中、司を呼ぶ光と寧々が見える)

『おれほんとはね
うちに帰る方法知ってるんだ
そうしたらダメって思ってたから帰らなかっただけで』

〝もどるの?〟

司の胸から声がする

『うん  おれもガマンやめることにした
いっしょにかえろ
おれの知らないあまねの事
こーくんが教えてくれたからね
あまねはじゅうさんでしんじゃう』

炎の中、満面の笑みでスキップする司

『おれを殺してから!!』

『せっかく願いが叶ったのに
ぜーんぶ自分でめちゃくちゃにしちゃうんだね
へんなあまね!
やっぱり  おれ…
あまねの事もっと知りたくなっちゃった!
どうやって殺すのかなあ
たのしみっ』

暗闇(時々窓の外に鯉が泳いでいたので、水の中?)の中、赤い家が燃え、消える

・『アイツ 弟を殺したりしねーんじゃねーかな…!』と『兄ちゃんと一緒に生きてけよ』の光くん、凄く嬉しそうですね。自分が弟で、家族仲も良い分、花子くんが弟を殺したという事実(?)が整理出来ていなかったのかもしれない。兄弟仲良く生きる、は光くんにとって当然の希望の光のよう

・『ばいばい こーくん』バイバイはこーくんだけでした。寧々よりも普が司を殺した事や一緒にいれば仲直り出来ることを教えてくれた光くんの方が印象に残ったのかな

・3人が居た空間が燃えたら、赤い家の跡地も焼け跡のようになった。

あの空間から外を眺めたら、既に焼け跡になった赤い家が見えたので、あのドアが時間の境目だったという事なのかなあ?

・色々謎だけど、確定した事:

過去を変えると未来が変わる。アベンジャーズのように、過去を変えたら平行未来(どこか別の次元に違う未来が生まれる っていう説明で合ってるんだろうか)ができるパターンではない。ということは、『変わってしまった柚木普の運命』を元にもどせば現在に柚木先生が現れる可能性があるし、つかさが怪異と契約せず『心臓病の柚木普を助けない』事になれば、花子くんは誕生しない。

今までの流れでなんとなくそうなんだろうなー、という感じでしたが過去の改変で未来が変わる事が確定した。

・わからない事:寧々と光が説得した事で、未来が変わり、司が外に出て、放送室組のつかさが誕生した…ならわかる気もする(多分、気がするだけ)けど、つかさは過去を変える前から放送室組として活躍している。別に過去が変わっていなくても、赤い家に『司』が居るのに、放送室に『つかさ』が居る、という状況は変わらないんですよね。

過去を変える前から渚神社で幼いつかさがヤバい、という話は出ていますし…

過去改変しなくても、なんらかの形で『つかさ』は外に出た。

でも今回の接触で、赤い家が燃えた。

『赤い家が燃えた』という過去改変が大事なんだろうか?

・『赤い家』は『縁の下の怪異』を閉じ込めるための存在だったんだろうか。水の中にあって、司を連れ出す存在を拒む。でもそれは司を出させないようにしたんじゃなくて、司の中に居る怪異を出さなようにするためとか?

司を出さないように縁の下怪異が囲っていたのか、どちらなんだろう

・『火が嫌い』なのは、赤い家だけでなく、縁の下怪異も同じなのかな。日の光も嫌いなのかな。だから縁の下に居たのかな?

・放送室の『つかさ』はニセモノなのかなと思っていたけど、今回のでわからなくなりました。司くんがなかなかにクレイジー。『自分を兄が殺す』と聞いて喜んで家に火をつける、というのは…胸に飼ってる怪異よりも狂気を孕んでいるのでは…?

・両側から壁が迫って来る〜。定番ですね。自分は『ファイナルファンタジー4』を思い出しました。双子の子供ががんばる話だった…

・今回、司の胸の中には何か居たわけですが、花子くんも『祓い屋の青年』で胸に穴が空いたような描写があるんですよね。

これで今回少し『花子くんは本当は司なんじゃないか?』と思ったりもしました。

『16時の書庫』で、寧々が『彼の名は』を読むタイミングはページの流れ的におかしかった、彼の名、本当は柚木普じゃないんじゃないのか?と疑っているので…

でも読み返してみると、司はつかさ君だった。

どう見ても花子くんとは違う…。目のど真ん中が黒いし!花子くんの目印は土籠先生に見せる『首を傾げて上を見る』とかの癖じゃないかと思うんですけど、そういったのも無かったです。

  • 寧々と光が赤い家に接触したことで、過去の司が『ガマン』をやめて赤い家を燃やして外へ出た。これがどう未来に関わってくるのかってとこですかね。赤い家は司をとじこめる『悪い家』だったのか、それとも…
  • 双子が四歳のころの話だったけど、結局『月の石』のくだりは出てこなかった。寧々が過去に行って落とすんじゃないかなと思っていたけど、今回のを見るとすでに落とされた後の話になるわけだけだから、違ったかな?

メッセージを送る

メールアドレスは公開されませんのでご安心ください。
また、* が付いている欄は必須項目となりますので、必ずご記入をお願いします。

お名前は自由に変えてください。そのままでも大丈夫です

いただいたメッセージ
(ありがとうございます)

  1. 光が輝を頼るってことは「期末試験」の形で輝が茜に任せるってこと、だけど過去が変わったら茜は七不思議にはならなかったんじゃないのか?

    1. ❮追加文❯

      光が輝に頼るってことは茜の全ての能力が判明するけど、過去や未来とか変わる意味では茜は時計守と契約し茜は司と契約した赤い家の物から呪われている真実がそこにあったのでは?

      まずはつかさが茜に未だに触れずに会ってないことが、謎のところで決定的なのはニセモノのつかさは司との願いを叶えた者って思える。
      兎に角、つかさは茜と会わせたら危険で葵も生者に戻ってこられるか、茜も巨大ムカデの傷跡が無くなるのか本当に謎です。

  2. なぜ、つちごもり先生はつかさくんのことに触れないんでしょうね。つかさくんに会ったことがある人がまだ他にもいそうだなと思いました。

  3. 司が赤い家にいたのは、たった数時間、数分だったのではないでしょうか。寧々と光が出会った司は、ついさっき普にお別れをしたばかりの司で、すぐに普の未来を知ってしまい、わずか数分の間で胸にいる怪異と戻るの?、やっぱり我慢をやめることにしたと会話をしている瞬間を見ているのだとしたら、やばいです。

    1. なんだかつかさって花子くんの未来をうつしているようにも見えます。

  4. 赤い家でつかさくんが”ねねちゃんと”呼んでたとろが気になります。光くんは先輩と呼ぶし、どこで名前を知ったのか…。見落としたのかな。赤い家編を最後まで読んでも分からなかったです。

    1. 多分だけど、寧々が時間旅行して幼い普に会って覚えたとか?
      わかんないけどね。

    2. もしかしたら、つかさくんは赤い家にとらわれていた時に外の世界を偽物の司くんを通じてみていたのです!
      第82の怪で、赤い家が暴走する直前に「ぜんぶは知らないかもね」と言ったところでなぜか回想で普くんと司くんが中学校入学の時の姿や小学生の登下校時がありました。つまーり、赤い家にいた間もつかさくんは外の出来事をしっていたのかもしれません。そうなると、なぜつかさくんは光に、普が自分のことを殺して13歳で死んだことを伝えられるまで知らなかったのかが謎です…