第68の怪 スミレ 其の三 メモ

第68の怪のメモです。ネタバレ注意です。

スミレの回想
〝わたくしが生まれるよりもずっとずっと昔から
この村には彼岸へと通じる穴が空いている
穴は度々飢えた妖が湧いては人々を貪り食ったので
村人たちは仕方なく年若い娘を生餌として穴に放り込むことにした
そうすれば数年の間は妖に怯えず暮らすことができたから
村のために常世に渡り
その御許で永久の幸福を享受するのだと皆は言った
でも私は知っている
神の国も幸福も穴の底にはないということを〟

スミレ、村人と戦う花子くんたちを上から見下ろしている
穴の形が目のよう

『結局 何も変わらないのね』


扉絵、スミレ
煙がたなびく中、目を瞑り花を口に当てて地蔵の間で祈るような姿勢
〝誰がために〟詩が凄く良いけど悲しい。彼女が守りたいと思うような存在はあの村にあったんだろうか フォント良い…多分筑紫オールド


花子くん、包丁で村人に応戦している
人は傷つけていない様子

村人の周囲から黒い煙が立ち込め、手の形になってのびてくる
煙に触れた村人がボロリと朽ちる
ホラーですホラーですー!

足場が崩れ、花子くんと寧々落ちてしまう
花子くんは寧々を抱えて左手一本で崖からぶら下がる

『大丈夫よ もう終わらせますから』

スミレが飛び降りる
花子くんが驚いて振り返る
花子くんと落ちる生贄、目が合ったのか
スミレは何も見ていないよう

ドボンとスミレが水に落ちると…

花子くんと寧々、最初の地蔵(13体)の場所で我に帰る

スミレが地蔵に座っている
もしかしたらスミレの地蔵なのかな…さすがに他の子の地蔵には座らない気が…(時系列ちょっとおかしくなるけど…)

『安心して この世界は最初に戻っただけですから』

花子くん
『どういうつもり?
俺を不意打ちしたり
ヤシロを身代わりにしたり』

六番からなんの指示を受けてるの?
花子くんの質問に、スミレゆっくり目を閉じる

ここは時の牢獄
スミレの死をきっかけに時が巻き戻る
依代として目覚めた時から同じ一日と死を繰り返して来た

『あの人の思惑など私に尋ねないでね
はるか昔命を落としたあの日を最後に
あの人には一度もお会いできていないの』

いつかはきっと会いに来てくれると思っていた
もしかしたら自分の死を悔いているかと

『だって最も思い入れのある品が依代として選ばれるのでしょう』

でもスミレが何度死を繰り返しても六番は来ない
巫役を変えたらあるいはと思ったが結局同じ

ここから出たいなら依代の札を剥がすといいというスミレ、依代に驚く花子くん

寧々に知っていたのかと聞こうとする花子くんの口をパァンと手で塞ぐ
ぐえって言う花子くん 白杖代が見ているよう

寧々、六番は最悪とスミレに言う
笑わないし、素っ気無いし葵を洗脳するし

寧々…だいぶ鬱憤がたまっていた様子

こんな陰気な最悪村にいるから六番さんなんか好きになっちゃうのよと村から出ようと提案する

さっさと札を剥がそうと言う花子くんに寧々が考えを説明する

おそらくスミレの名前は赤根スミレ
学園や葵もこの村と同じ状況にあるのではないか
だったら学園の穴に誰かを放り込まないといけないが、今はそんな儀式はないはず
六番は気付いていないだけで葵が犠牲になる以外の道があるのでは

『…だよね?私の知らないところで誰か生贄にされていたりしないよね!?

…花子くん、浮かない顔

『いや…俺の代に 生徒を犠牲にしたことはないかな』

じゃあ学園に空いた穴っぽいのをなんとかしよう!
スミレも連れて行こうと言う寧々に、
あの子のこと信用できないと花子くんが言うと

『失礼なのねゴンは』

スミレ真横に居る
寧々にしがみつく花子くん
おばけはスミレが怖いらしい!

花子くん、毎度ながら寧々に根負けする
最初から勝負はついていた…
ため息をつき、スミレに自分を二度と攻撃しないよう忠告すると…
白杖代を使い、あのエレベーターを呼び出す


境界、どこかの海
血を流しながら歩いている人がいる
葵が茜の背中で目を覚ます
ごめんねこんな所に引っ張り込んじゃって、謝る茜

茜が倒れる
体を動かしにくいという彼に、
無理に動かない方がいいんじゃない?
横目で言う葵

『僕のこと心配してくれるの?アオちゃんは優しいな…』
この姿の時はいつもより頑丈…だし…
茜の言葉が途切れる

葵、キョロキョロとどこかに行こうと立ち上がるが…
茜が服の裾を、次に手を掴んで離さない
葵が六番のところに戻ると思っているんだろうか

葵 初めて悲しそうな顔をする

少し休もう、今はどこにも行かないから、茜に言う

・ああ…花子くん…ファイト一発できるような体型じゃないのに…

・『穴が空く土地』これがかもめ学園が建設されている土地みたい。
場所はどこなんだろう。花子くんが落ちたりエソラゴトで寧々をさらったあの旧校舎脇の塔が気になるけどただの勘です。やっぱりどーんと旧校舎が穴に乗っかってるんだろうか。それとも三次元に開くようないわゆる〝穴〟ではないんだろうか。湧いた怪異が活動していたようだけど、これがどう〝怪異は噂が絶えると存在できなくなってしまう〟システムに変わったんだろう

・村人は体が崩れてしまった。穴に落ちる=生贄になる=『体は朽ちて魂だけになる』とのことなので… 最初に花子くんが言った〝お代はカラダで払ってもらうよ〟の意味は、元はこうするつもりだったんだろうか

・スミレは『穴に放り込まれる餌』で、怪異に捧げられる存在だった。神様にお嫁入りすると言われていたのは村人が言い出した建前だったんだろうか。『神の名代』の七不思議のカンナギの寧々は、違う役割があるのかな。本当に神様の力になれるとか。

・冒頭の『穴から湧いた妖』の絵が、第十の怪(祓い屋の青年其の二)の『生者に害を及ぼす厄介な死霊』の花子くんの背景と似ている

・『俺の代に生徒を犠牲にしたことはない』寧々は生徒とは聞いていないのに、条件をしゃべってしまったような

・穴が空いた土地、依代として『目覚める』事、パワーワードが出てきた怪だった。つかさは依代として目覚めたばかりだったから『まだうまく動けないや』だったんだろうか。もしそうなら花子くんが七不思議になったのは最近という事になる。七峰桜が活動を開始したのと同じくらい?

2020/07/19追記
スミレが落ちた時、驚いて振り返ったのが花子くんだったのがすごく良かった。 
今までスミレと仲良くしていたのは寧々だったから、ハッとするのは普通だったら寧々が来るんじゃないかと思うけど、 
花子くんだったことで 
『誰かを犠牲にするってこういうこと』 
というのをスミレが花子くんに見せつけた、そんな印象を受けた

  • スミレは目に光が全然ない…村にも大切に思える存在がなく、六番も来なくて考えるのをやめてしまったって事なんだろうか
  • スミレはこの場所から出て行く事ができなかったという事は、61の怪の幽霊は…一体…?ゾーッとするやつ!


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  1. 茜をここまで消耗させるほどの世界なのか、彼が平気と言って頑丈と言っているけれど六番によって消耗させられた61の怪の時には茜グッタリして気絶で寧々は意識ハッキリあるこの差は今と同じように茜だけなのは、花子くんが沈黙して表情を見せなかった言葉が寧々を安心させる嘘の様に思えた。
    花子くんは七不思議のリーダーだから、彼が一角でも何かを知っている気がする為生徒である茜が犠牲者なるってこと。
    とにかく茜の消耗されるほどの状態があんまり良くない方向性に行きそう。
    花子くんは茜の状態を勘づいていそう、花子くんの言葉の意味に茜の隠された謎が七不思議関係なのではと予測するけど嫌な予感しかない。

  2. 寧々ちゃんや七不思議のリーダーである花子くん、七不思議のメンバーも気づかない間に生徒が犠牲者になってるのかもしれない?ですね…
    生け贄にするために、6番が求めたのは葵ちゃんでしたが、実際に6番の境界に落ちたのは寧々ちゃん。これって、6番の意思は境界に反映されなかったってことなのか…

  3. ねぇ教えてよ続きを!!           スミレちゃん可愛いアオちゃん可愛い!!   花子くんは隠し事してて続き気になる!!   あと18日~!!はよこいはよこい!!      (はしゃぎ過ぎてすみません。)

  4. アオちゃんとあかねくんきたんだからはやく夏彦と光くんとミツバくんこないかな~…。 あと今一番気になるのが13巻の次巻予告の「絶対に負けられない雪合戦、始まる!」ってヤツ。あれってどーいう意味なんだろう…。

    1. 14巻の話終わったのに未だに意味不明…。
      単純に冬発売!!って伝えたかったようにも
      思えるケド…。

  5. 6番は怪異だけど、人間っぽさがあって好きです。話しかたとか表情とか…。6番が生と死に一番近い理由も気になりますね

    1. 六番の生と死に近い理由が,寧々と茜を表して七不思議を正しくする人物がこの二人が犠牲になって花子くんと二人と六番の行動が同じ目的だったら面白いかもしれない‼️

  6. カミサマに忠実なのは六番のシニガミ様で、自分に忠実なのが花子くんってかんじがする。

  7. テストが終わって、やっっっと! 14巻読みました。
    スミレが飛び降りたときの花子くんの表情良かったです。花子くんの性格が出ていると思います。
    そして、寧々ちゃんから、「誰かが生贄にされてたりしてないよね!?」と聞かれた後の横顔と答える時の後ろ姿。すごく意味ありげ。
    アオイちゃんを助けたいなら、サクッと札剥がしちゃった方がいい、元に戻るかもしんないんだよ、と言っていたから、寧々ちゃんが札を剥がさない事によって、葵ちゃんが、寧々ちゃんの代わりの巫となってしまう、とわかっていたのに言えなかったのかな?と思うと切ないです。
    現世にスミレを連れて帰ったのは、葵ちゃんを助けるために何らかの方法にスミレが必要だと考えたからだと、花子くんを信じたい…。