16時の書庫の本の謎

この物語の一番のミステリー(だと思っている)、16時の書庫の本の謎。

どうして柚木普だけ本の通りの人生になっていないのか、せっかく考察しているんだしぜひ挑戦したい!と思うんですが、…矛盾しない答えに辿り着ける気がしない…(遠い目)



そんなわけで色々と謎だらけな16時の書庫の本について二回に分けて考察してみています。
この記事は寧々が読んだあたりの部分についてのみ考察していて、次の記事で柚木普の事について考えてみています。


では、いってみよー。


16時の書庫の本はこんな感じ

・この本は学園の『記録』の役割を担う

・本には生徒の中等部入学から高等部卒業までの出来事が書かれており、確実に現実になる(ただし、この未来はほぼ確定した未来だ というセリフがあり、不確定な未来もあるらしい 遠い未来は変わるのかもしれない)

・ただしかもめ学園の教師になる、学園の怪異か七不思議になる等 学園に関わる状況にいるなら記録されるらしい(柚木普は将来先生になるはずだった・花子くんの秘密も未来も土籠は知っている)

・在学中は学園外の活動も記録される(寧々の日記・ポエム)

・「未来」以降を読むと本が赤くなる。本から血がボタボタ落ちる(ヒッ) ただし管理人はOK

・本の内容は動的に変わる。未来と現在のページは『未来』というページで区切られている。少なくともこのページはリアルタイムで変化する。

その他、気になることが色々ある

①内容がちょっと変

寧々の本はこんな記述がありました。

赤い『未来』のページをめくると、
『人生初デート 手をつないで屋台めぐり』x月x日

その続きには
『別れ際 足が太すぎて無理 と告げられ失恋』

さらに読み進めると
『七不思議七番の正体を知る』
と書いてある。

いかにも夏灯りの時、花子くんと手を繋いだことのようだけど…寧々は失恋していないし、その後に花子くんの正体を知ったわけではない。
『柚木普』の名前を知るのは寧々がこの記述を読んだすぐ後、土籠の依代を壊すタイミングになる。

どうして無かったことが書かれていたり、順番が違ったりしているんだろう。

②紙が挟まっている

第14の怪 16時の書庫 其の四では、土籠が柚木普の回想をしています。

『16時の書庫で柚木普の本を…
その未来の記述を俺は読んでいて
教えろと言いながらその身に何が起きているのか
これから何が起きるのか知っていた』

『アイツの本にはな 将来先生になると書かれていた』

この二つのセリフの間には、謎のコマがあります。
16時の書庫の柚木普の本ではなく、紙を見て苦笑している昔の土籠。

紙は新聞のようにも、背表紙から取れた本のページのようにも見える。

この『紙』、第11の怪 16時の書庫 其の1の扉絵の、絵の土台になっている黒い本に挟まっているものと同じなのではないかと思います。

でも…なんで紙が挟まっているんだろう。
そして紙には何が書いてあったんだろう。

③花子くんの記述が遠回しな表現である

この本、寧々目線の一人称で書かれているような感じだけど、花子くんのことに関しては妙に遠回しな表現で書いてある。

花子くんに関する記述はこう

『△月□日 七不思議七番目を名乗る少年と契約』

〝ハナコ〟と書かれた花札のような絵もコマにあるけれど、本に載っているものなのか、イメージなのかはわからない。


(寧々のポエム)
『〝花子くん〟が初めて帽子を取る
いつもと違う様子にちょっとドキドキ❤️』

なぜか〝花子くん〟に〝〟が付いている。


『◯月△日 七不思議七番の正体を知る

彼の名は』

七不思議七番。また出てきた。

また、『さがしもの』の時にはこう書いてある。
『寧々、花子くんに初めてのチュー!』

花子くん、この本の中で『花子くん』と呼ばれているところは寧々がお喋りしているような一人称のコマだけ。
『トイレの花子さん』は出てこない。

「七不思議七番目」
「…を名乗る」

何なのでしょうこの遠回しないい方は…


◆①②それぞれの気になることに対して、仮説をたててみる (③は別の記事で考察したいと思います この記事で花子くんについて言っている事とかぶります)


①内容がちょっと変 に関して

これに関しては、いくつかの可能性があると思います。

一つは、寧々も普と同じように、本に書かれている通りの未来になっていない、というパターン。

本の通りになっていないので、夏灯りの時にふられておらず、普の事をもっと前に知っている。

…ただ、これの可能性は低そう。土籠はその後も寧々の本を出して読んでいる(さがしもの)。
特に驚いた素振りはないので、そういう事ではないんだろう。


二つ目は、16時の書庫の本の内容は、もともと順番通りに書かれていない、というパターン。
『足が太すぎて無理』は『手をつないで初デート』とは関係ない、別の時のイベント。
16時の書庫は、見た感じ日付しか書かれていない。厳密な順番通りかどうかはわからない。

……けど、それも可能性は低い。なんじゃそりゃ!ってなる気がする。


三つ目は、一つ目や二つ目のようにそりゃないだろう…という事はないんだけど、凄くややこしくなる。

寧々はまだ(64の怪が最新)、ここに書かれている『手をつないで初デート』も『足が太すぎて無理』も、さらに『七不思議七番目の正体を知る』も経験していない。
これはこれからのエピソードであり…つまりあの時寧々が読んだ七不思議七番目の正体の『名』は、柚木普ではなかった…という可能性。

これだと、寧々はこの時点から花子くんの『本当の名前』を知っていたけど誰にも言わなかったという事になる。
(自分は花子くん=七不思議七番=柚木普、だと思っているのでこのパターンだと花子くんは名前が二つあることに。ややこしい!)

花子くんだけではなく、寧々もずっと隠し事をしていた、というパターン。

ややこしいのと、今さら『足が太すぎて無理』という理由で振られる案件がでてくるのか…?寧々の大根足は皆から愛されてるよ…?と思うので、可能性が高いとは言いづらい。ただ消去法で今のところ一番芽がありそうではある。

②紙が挟まっている に関して

これも情報が少ないけれど、読んでいる土籠の様子から柚木普の未来の記述に関係している、特に教師になる関係のことが書かれているものなのではないかと思う。

でもこれが16時の書庫の本のページではなく、紙なのは何故…?

土籠が特に何も言っていないので、誰かが本のページを破ったとか、そういうイレギュラーな事ではなさそう。(言っていないだけかもしれないけれど)

もしかしたら、中学校入学から高校卒業までは本に記録されて、学園の関係者として戻ってきた時、追加のページが生まれるんだろうか。

それだと疑問が生まれてくる。

この追加のページ、他のページと同じように、日付しか書かれていないのかな?書かれている内容の正確な年や時期は、わかるんだろうか。

謎だらけなんだけど、これは柚木普が教師として学園に戻ってきた時の、未来の記述が書かれている部分だと思っています。
あと、もしかしたら正確な年が書かれていないのでは…?と思っている。ちょっとだけ。


ここで考察した②の〝紙が挟まっている〟という部分を踏まえて、次の記事でゆるっと考察しています。

次は七転八倒な感じになっている。
いつもか。

  • 16時の書庫の本を書いているのはカミサマなんだろうか。
  • 〝さがしもの〟の時のとかは、かなりノリノリで書いていらっしゃいますね

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  1. これ一番気になってた部分です。
    自分の仮説をぐだぐだ書くとすると、
    ・本に書かれてある未来はほぼ確定
    ・しかし、それを変えた存在が柚木普
    ・寧々の未来も花子くんに関わったことで、徐々に変わり始めることを示す伏線を表しているのでは?
    という感じです。

    まず寧々の初デートの記述の矛盾について
    花子くんは寧々の余命が1年にも満たないことを知っています。これが七夕前のエピソードとして、6巻に出てきます。
    1年にも満たないなら、寧々の夏は高校1年生の一度きりなはず。
    しかし、源光とひょっとしたらデート?になりそうなところを花子くんが必死で阻止し(このときの花子くん可愛いです)3人なのでデートではなくなりました。
    手を繋いで屋台巡りも、実際はしていないうえに、手を繋いだのは花子くん。

    寧々の未来を変えるきっかけを花子くんがつくっている気がするのです。

    ただ未来が変わりはじめたのは、どこから?という新たな疑問もあります。
    長々とすみません。

    1. ワンシャンさんこんにちは!
      16時の書庫の本、気になりますよね…。
      たしかに、花子くんが挟まらなかったら寧々は光とデートしていて本の通りになっていた気がします。
      花子くんは無意識にでしょうか…寧々の運命を変えてしまった可能性があるのかも。
      そのあたり、土籠がどう認識しているのか気になります。花子くんの本の記述と寧々の本の記述を読むとおかしいことに気付きそう…ゾッとする所ですね。

  2. こんにちはー。ごめんなさい長文ですごめんなさい。
    ①については、8月以降に寧々ちゃんの初デート回があるのだと考えてます(屋台巡りとしか記述がないので、夏祭り以外の可能性も?文化祭とか?)。夏灯りはグループ参加だし、花子も光も大根を理由に振ることはないはず。というより、登場済みの男性キャラで大根キャンセルをかますような人は見当たらないんですよね(ミツバ…とデートも変だし)。未登場のイケメンに振られるのかな…。
    同じ解釈で、七番の正体もこれから開示される話だと思ってます。「花子くんの生前」という人物的な正体ではなく、「七不思議七番の本当の役割・目的」という、ずっとボカされてきた物語の核心を知るのかな、と(正義の七人衆リーダー、以外にきっと何かある)。なので、「未来のページは豪快に読み飛ばしたので、まだ未来の記述に本編は追い付いてない」に1票です。

    ②の紙については、土籠先生、理系の記事をスクラップする趣味があるっぽいので(さがしもののデスク上など)、あの当時のアポロ関連の記事の切り抜きかな、と思ってます。
    「これから何が起こるのか~」のシーンは、教室では「問題のある生徒を気にしてる風の演技」をしたけど、書庫の本で結末を知ってるんだよなぁ、とスクラップ中に柚木普本の表紙を複雑そうに見下ろす図…と個人的には解釈してます。

    ◆扉絵の謎はまったく!分かりませんが、あの絵、個人的には左下の七峰ブローチ(栞)が気になるんですよね…。
    ◆”花子くん”表記、さがしものではダブルクォーテーションが取れてるのも気になるところです。土籠先生の「七番サマ」呼びも、さがしもの回で「七番様」になってるのは意味があるのかないのか…(←ただの疑心暗鬼)。

    1. さんかくさんコメントありがとうございます!
      長文大歓迎ですよ〜。
      ①、1票ありがとうございます。自分もあれは未来の記述と捉えている…んですが、ちょっと…引っかかる所も出てきますね…。寧々、ホントに自分の寿命の話とか全然見ずにあの話だけ読めたの…!?と…
      そのあたり特に、さんかくさんの『豪快に読み飛ばした』に激しく同意です。
      ②の紙、たしかに切り抜きっぽいんですよね。うう。それも同意です。未来の記述とかいうよりよっぽど説得力あります。ただ、土籠が苦笑しているのが気になります。なんだよ俺の後輩じゃねえかと思っているように見えて。あの顔にやられて普の未来の記述なのではと考えています。
      扉絵の黒?いリボンの桜のブローチの栞も気になります。まるでこの本の人の人生の重要なポイントに居たように見えますね。

  3. 私も「未来のページは豪快に読み飛ばしたので、
    まだ未来の記述に本編は追い付いてない」に
    1票です‼0巻の設定の
    「トイレの花子さんはカモメ学園の守り神」って
    設定が気になります!

    1. あった…!ありましたねそんな設定…!
      トイレの花子さんはせっせと秩序整えて平和を保っているのでしょうか…!

  4. 3巻の表紙見てて気付いたんですが、土籠が柚木普の本と一緒に持ってる紙があるんですよ。写真も貼られていて、もしかしたら土籠が見てた紙かもしれないんですが、そこに〜陸船(LM)って書いてるんです。気になって調べたら、
    「富士重工が、T-34「メンター」をベースに開発した4座式の連絡機。
    1954年から開発が始まり、1955年6月に初飛行した。」
    おそらくこれのことだと思います。何故この紙が挟まっていたのか、先生は苦笑していたのかが分かりませんが何か関係はあると思います。

    1. ついでに「柚木普」の字がかすれ気味なのも気になる…存在が消えかけている(償いが終わりかけている)なのかも知れませんが…。

  5. 寧々ちゃんの苗字って、
    八を尋ねると書いて八尋ですよね…。
    実は寧々ちゃんが呼び出した花子くんこそが
    その「八」なんじゃないかなぁ…。なんて(笑)

  6. 五番の依り代の「月の石」を剥がすと生前の普が傷だらけのぼろぼろなのは、もしかしたら「お茶会 其の二」でも生前の普が泣いていた=諦めてない時。
    でも依り代を剥がした日付は2日あたりぐらい進み諦めていて、「誰がこんなことをするんだ!」と言われた普は『俺が許すんだから、良いんだよ』=(俺のせいでつかさが死んだ、親から虐待されても許されない)って意味なのではないのかと疑います。
    そして依り代が普の大切にしてた『月の石』が何故五番の依り代になったのが謎ですし、『ホンモノに見えたんだ』=(つかさはホンモノってこと伝えている?)感じに謎いっぱいです。